目の病気

花粉症を軽くする点眼のコツ

毎年、花粉症の目のかゆみに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
症状を軽くする方法として、セルフケア(花粉飛散量が多い日の外出を控えるなど)と薬物療法(点眼・点鼻・内服)がありますが、点眼治療に関してのポイントは、以下の2点です。

① 花粉飛散開始日より2週間前から抗アレルギー点眼を始めること。
→これは「季節前点眼」と言われるもので、症状が出てから点眼を開始するよりも、花粉飛散時期の症状が軽く済むことが分かっています。予報を確認するなどして、かゆくなる前から点眼を開始しましょう。

② 花粉飛散中はずっと点眼し続けること。
→かゆみが軽いとつい忘れてしまう事もあるでしょうが、回数を守ることで効果を維持できます。

抗アレルギー点眼はほとんど副作用がなく、安全に使うことができます。症状が強い場合はステロイド点眼を併用しますが、副作用で眼圧が上がる場合もあり、2週間以上点眼を継続する場合は定期的に眼圧をチェックする必要があります。
上記①②を実践して、抗アレルギー点眼のみでコントロールできるとよいですね。
抗アレルギー点眼に関しましては、コンタクトレンズの上から点眼できるものもありますので、ご相談下さい。

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